鴨川、千葉
日本到着日は成田空港から義理母に招待され千葉鴨川のグランドホテルに2泊。そこで一足先に太東のプロサーファー細川家に居候していた息子のカズマと合流した。奴は旅館の大御馳走と日本一上手い大阪森田屋さんから差し入れされたとろけるような牛肉を前にしながら腹の調子が悪いとダウン、話を聞くと今日は寒い千葉の海に6時間も入っていたそうだ。それを日本語では自業自得というのだ。毛布に包まる息子をほとんど無視して我々は久しぶりの大ご馳走に舌鼓を打つ。今思えばこの日がこの旅一番の大御馳走であったが、目の前の食事につられ差し入れされた刺身料理や大阪森田屋のトロのような牛肉の写真を撮り忘れたのが悔やまれる。一人ダウンとはいえ久しぶりの家族や仲間が集合し盛り上がった。カズマと肉を届けてくれた千葉に住むユージは中学生の時にマウイの我が家にサーフ合宿に来て以来の付き合い、オアフ島、オーストラリアとサーフィン修行に出て今では千葉でプロサーファー目指し頑張っている。20歳になった彼の成長した姿を見れて嬉しかったが私は時差ぼけのため気がついたらダウンしていた。
翌日は4時前に起きてしまい早く太陽が出ないかなぁ、と布団の中で一人我慢、そして4時半ごろ起床し、ほのかに明るい海を一人で散歩した。いままでサーファーは朝が早いと思っていたがそれより釣り師達はもっともっと早い事を発見、おみそれしました。つーか4時から明るい日本の夏、やっぱ夏時間を作った方がいいかも。
その日は寝込んだ息子以外全員鴨川水族館に行くというので私は一人沿線の旅という奴をすることにした。鴨川でローカル電車に乗って何となく気になっていた千倉という駅に降りブラブラ歩いてきた。田舎の電車は思っていたとうりほとんど人は乗ってなく窓を全開にして流れる畑や小さな港町の風景を楽しんだ。思えば私が小さい頃は電車にクーラーなど入っておらずいつもこんなふうに車内には爽やかな風が吹き込んでいたものだ。
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| 初日に泊まったグランドホテルのタワー15階。ここはキッチン付きの2BR2BATHのコンド、鴨川の町が一望できる。 | 2日目から鴨川グランドホテルに移動。寝床の真下がサーフポイント |
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| 積極的な白人を見慣れている目にはひっそりと生きる老人がいとおしい。 | 老人カップルが仲良く買い物をしていた千倉の「ファミリーファッションすぎやま」 |
鴨川駅からグランド鴨川ホテルまでほとんど海沿いの道を歩いて行けるのだがその途中に川がある。その川を横切るときに見下ろすと可愛い鴨の親子を発見「そっか、だから鴨川って言うのか」と一人納得してホテルに戻ると「そんな訳ないじゃない」と可奈ママに馬鹿にされる。つくしょー。ホテルに戻り温泉に行こうとするとやや復活した息子も行くという。ちょっと前までは恥ずかしがって一緒に大浴場など絶対に入らなかったのに、かなり日本にも馴染んできたということなのか。その後部屋でくつろいでいると細川テツオ氏が合流、何でも明日の仕事はこのホテル前の海でやるらしい。話を聞くとカメラマンもライターも我々の知ってる人、しかもライターのトミーは明日帰るはずの私の実家の隣町、どうやって帰ろうか悩んでいた我々には渡りに船、連絡すると同乗を快く承諾してくれた。その晩も刺身やアワビの踊り焼き、その他諸々わっはっはの大ご馳走、火の上でアチチチチーと身を捩じらせるアワビをキャハハハと笑いながら子悪魔ミカコがビデオに収める。私はテツと日本のビールをグビグビ飲んでいるうちに知らぬ間にこの日もダウン。
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| 鴨がいるから鴨川、ではないらしい。 | 美しい鴨川の朝焼けと釣り師 |
次の日も朝3時に目覚めじっと布団の中で4時になるのを待つ。外が明るくなってきたので散歩に出ると東の山の上が真っ赤に染まって見事な朝焼けなので部屋に戻りカメラを持ち出した。その日の朝食はホテルの群青というレストランでバッフェ、今まで自分が一番気に入っていたオアフ島のシェラトンホテルのバッフェくらい美味しく、洋食、和食どちらも食べてしまった。朝食後テツ君の仕事サーフィンを邪魔しないようにやや離れた場所で可奈が波乗り、私も少しだけ海に浸かりさっぱりした。
サーフィン後はこの頃になっても腹痛、下痢が収まらぬ息子がさすがに心配になったのでホテルで自転車を借り駅前のマツモトキヨシでオススメ下痢止めを買いに行った。これが功をなしたのかようやく息子も立ち上がれるほどになってきた。グランドホテルをチェックアウトしようとするとホテルのオーナーがわざわざ我々を待っていてくれ歓談。実はこのホテル今は亡くなってしまった可奈のおばあちゃまの実家なのだ。
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| 可奈、日本での初サーフィン | テツ君は雑誌のお仕事 |
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| 珍しく仲の良い娘と父(笑) | サーフボードと人間でてんこ盛りのトミー号で横浜へ |
ホテルをチェックアウトし可奈ママやテツ君と別れライターのトミー号で千葉から横浜に向かうフェリーに乗船、チャリンとお金を落としグビグビッとビールを飲んでいると偶然にも千葉名物のビワを提げたマウイ在住の古谷君と出会う。彼もマウイから実家の湘南に戻り今日は波がないので千葉まで遊びに来たらしい。しかしこんなフェリーの中でマウイ島人に会うなんて嬉しくなる。私は家族から抜け出し複数の美女を連れたクラブ古谷で飲んでいるうちに船はあっという間に横須賀港に到着。皆と別れ一路横浜の実家に向かう。高速道路が充実して20分ほどで着いてしまった。































