目の手術をして海仕事を1ヶ月ほど禁止されているので最近はすっかり家に閉じこもり君になっている。写真が本邦初公開(?)ゼロのオフィス&居候部屋だ。実は1時間ほど前まで正面の机は右の机と仲良く並んでいたのだがブラインドを閉めてもハワイの強烈な光が私の目にまぶしいのでさっき発作的に正面に動かした。ここだと庭のブーゲンビリヤもよく見え第一まぶしくない。1人で移動したのだがフローリングの床なのでさして労力もなくスイスイと動かせた。まあこれがカーペットなら1人ではやらなかった仕事だが。
家具を動かし妻が窓ワクに置いた細かい飾りを全て片付けブラインドや窓がちゃんと機能するようにする。我妻は小さな飾り物が好きで我が家の殆どの窓枠には何か小物が置いてある。その為に窓は閉まらない、ブラインドを閉めるたびに細かいものが下に落ちる、と私は好きではないのだが、あまり窓を閉めない開けっぴろげな彼女は気にならないらしい。私は隣の住民などと目が合うと嫌なので以外と細かくブラインドの角度を変えたりしているのだが。そんなふうに夫婦とはいえ一つ屋根の下に住んでいるとそれぞれの好みがぶつかる。私は細かいものは掃除が面倒だったりよく倒れたりするので好きではないのだが、キラりと光る工具やカメラなど日常よく使うものを普通に部屋の中においておくことに全然抵抗は無い、というかそういう光景が好きだ。しかし妻には許せないらしく、そのままにしておくと工具やカメラレンズはその辺の箱にドカッと放り込まれていたりする。そのたびに私は彼らを救い出し心の中で「80−300ミリズーム君、大丈夫だったかい」などと傷を確かめ胸に抱き抱え頬ずりをする。大事にしているものが違うのだ。我が家の本棚を覗くと妻の作った貝殻標本や縫いぐるみ、村上春樹の本などが並ぶ妻のコーナーとカメラやドアーズ、加山雄三などの古いレコードや野田知佑などの本が並ぶ私のコーナーがなんとなくあり、まったくそれぞれ調和していないが同じ本棚に治まっている。これが夫婦生活18年近くなる家庭の本棚だ。
そんなふうに二つの違った生き物は何となくどこかで妥協点を見つけ出し一つ屋根の下で毎日を暮らしていくのだが、それぞれの絶対的権威のある部屋というのはやはりある。我が家ではキッチンは彼女のもの、私は自分の子供達やここに来る居候ほども何がどこにあるか把握していない。ここは彼女の創作の場だ。逆にガレージは私のスペース。一人家の喧騒から抜け出したい時、何かを創作したい時、ゆっくりと音楽を聴いて酒を飲みたいとき、ここに来る。近所のガレージを見るとやはりそこは男の領域らしく、それぞれの家主の趣味がわかって面白い。ハーレーディビッドソン、バーベル、テーブルソー、プールテーブル、サーフボード等いろいろな男のおもちゃが置いてあり思わず話しかけたくなったりするガレージの主もいるが、もしそこにテディベアやミッキーマウスを飾り付けている家の男がいたらやはりあまりお友達にはなりたくないかもなぁ。
昨日1週間の日本旅行から戻ってきた。近視矯正手術(レーシック)を受けに行ったのだが0.08の視力がいまは2.0になった。しかも料金はハワイの半額ということで万人にオススメしたいところだが、私の場合は弱い老眼だったのが腕時計も携帯電話も読めないとても強い老眼(っていうのかな)になってしまった。これってどうよ、と思うのだが、ちょくちょく時計や携帯電話を使う日本の生活ではとても不便だったが、マウイでは波や鳥や魚やイルカを見つける目なのであまり気にならないかもしれない。しかしコンピューター作業も老眼鏡ナシでは出来ないのでやはりかなり不便だなぁ。目が落ち着けばもう少し良くなりますよと医者は言うのだがそう願いたいところだ。もしこの手術に興味がある方は知ってる限りで相談に乗りますのでメールでもください。今回は約1週間の日本滞在ながら術前、術後の検査を入れ電車で銀座の目医者に5日通い、そして娘のためにディズニーランドや八景島シーパラダイス、いくつかの友人宅などに通い、途中カメラやコンピューターの修理に忙殺し、息抜きというものはその間に友人達ととる食事くらいだったろうか。なにせレーシック手術後は酒もタバコも温泉もだめという私の日本での三大楽しみを全て奪われてしまったのだ。ひそかに地獄谷温泉のサルとか、京都の紅葉などを撮影したいと思っていたのに残念だ。さらに娘のグリーンカードが切れていることが発覚、急遽アメリカ大使館に出向き事なきを得たがホノルルの入国審査で揉めるかもしれないので当初は一人で娘を帰し私はもう少し日本でゆっくりする予定だったのだがそれも断念、予定を早めて私も一緒に戻ってきた。ささささらに、絶好調で遊園地や友人と遊びまわっていた娘は飛行機に乗ったとたん40度近くの発熱(前日にローラーコースター6回とか乗っていたのだ。)、ホノルル空港に着いたとたん鳥インフルエンザの疑いありと検疫間がどどどどどっと飛行機内に入ってきてものものしいチェックのおまけもついた。入国審査は「娘さんのグリーンカード切れてるからリニューアルしといてね」とあっけないほど簡単に済んだ。ホノルル空港を出ると妻が迎えに来てオアフ島でのサーフィンの話をしていたがなんだか日本で凍え疲れ切っている私と娘には遠い話にしか聞こえない。
こちらでは16歳からいわゆる日本の教習所のような授業(Driving Education)を受ければ州の運転免許を受けに行く資格が出来る。逆にこの授業を受けないと18歳まで車の免許を取ることは出来ないのだ。一月ほど前から我が家の息子も漸く重い腰を上げDriving Eduの授業に通いだした。公共の交通機関の乏しいマウイでは親は子供の運転手代わりにでどこに行くにも連れて行かなければならない。思えば学校、スケートボードパーク、友人の家、海海海と本当に16年間色んな場所に連れて行ったものだ。不思議なことにアメリカの親は抵抗を感じずに子供のいうがままにどこにでも連れて行っているように見受けられるのだが、これは彼らがそうされて育ってきたからだろうか。日本で育った私的には歩いて20分以内の距離は歩けと言いたくなるので、よくそのことで喧嘩にもなった。私と妻が必要な時意外は動かないのを承知しているので息子もヒッチハイク術が上手くなったようだ。話を聞くと真面目そうな小さな友人を道路に立たせ車が止まると草むらから仲間達がぞろぞろと出て行くそうだ。友人にも良く「カズマがヒッチハイクしてたよ」と目撃されているが、そうやって苦労してマウイ中を遊びのグラウンドにしていた時期もあとわずか、順調に行けば今月中にも運転免許がとれるらしい。親としてはようやく肩の荷が下りる、と言いたいところだが今度はそれはそれで無事に家に戻るまで心配なのだろうな。
最近ちょっとアマゾンにはまっていて暇があると
さあ、これからエネルギーに満ちた
マウイ島は日本からの直行便もなく宿泊も物価も高いので海遊びが主ではない日本人観光客には何かと敬遠されてしまうようだが、島に閑古鳥が鳴いているのかというとそうではなくアメリカの旅行雑誌で12年間人気
先日久しぶりにサウスの誇るマケナビーチ(通称ビッグビーチ)に行った。ロコキッズは波の良い第2駐車場かその先にたむろするのだがボディボードやスキムボードなどで観光客のずらっと寝そべる前でエルロロやバックフリップなど華麗な技を決めている。ここビッグビーチはロコティーンネージャー達の溜まり場になっていてわが家の息子も友人たちとサーフボードやボディボードを持ってヒッチハイクでよく繰り出している。年頃のロコガールズが見ている前でボーイズ達は「女なんて興味ないぜ」とばかりにクールを装いショアブレークでいろいろな技を決めかっこつけている。その情景は雌クジラの前で気を引こうとしてブリーチングを繰り返す雄クジラのようでもあり、ほほえましい。


今年は正月そうそう埃っぽい話を書いてしまったので今回は素敵な話を書こうと思う。
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